
師走になり、大そうじの季節がやってきました。お宅のお風呂場の汚れ具合はいかがですか? 寒くなると、お風呂にゆっくりはいって一日の疲れをとり、リフレッシュしたくなりますね。また、気持ち良く年始を迎えるために、ここでは、みなさんでも簡単にできるカビ退治のコツをお教えします。
湿気のこもりやすい浴室での大敵はカビ。カビとは空気中に浮遊している細菌のことです。温度15℃以上、湿度75%以上の場所で根付き、胞子をつけ目に見える「カビ」となります。流し残した石鹸やシャンプーなどはカビの栄養になってしまいます。奥深くまで入り込んでしまうと、取り除くのはとても大変です。
1.カビの確認
まず、落としたい汚れがカビなのかどうかを確認してからお掃除しましょう。
- チェック①
- 水を流しながら歯ブラシでこすると落ちる(単なる埃汚れ)
- チェック②
- 浴室用洗剤をつけて歯ブラシでこすると落ちる(皮脂汚れ)
- チェック③
- クリームクレンザーをつけてこすると落ちる(堆積汚れ)
- チェック④
- 指でさわると凹凸がある→(汚れではなく陰影でないですか?)
ここまで試して落ちなければ、ほぼ間違いなくカビですのでカビ取り剤を使いましょう。
カビ取りというお掃除は、基本的には「こすって落とす」方法ではなく、カビ取り剤を塗った後「時間を置いて漂白する」ことによりカビを除去するお掃除なのです。
2.カビ取り剤の効果的な使い方
カビ取り剤を使用する前に、まずカビの上を覆っている「汚れ」を取り除きます。(チェック①~③の方法でお掃除すれば、ほとんどの汚れは落とせます。)
- 手順①
- 汚れを取り除いた後に、カビのあるところにカビ取り剤をスプレー(塗布)します
- 手順②
- ガンコなカビには、ジェルタイプのカビ取り剤をキッチンペーパーやガーゼ等に含ませて30分程度湿布します
- 手順③
- その後、ブラシでこすり、水をよく流してすすぎましょう
カビ取り剤を上手くピンポイントに塗るためには、変色や変質の恐れのない桶(オケ)や洗面器にカビ取り剤を少量移し、絵筆や綿棒、歯ブラシやハケなどにつけてカビに塗布すると良いでしょう。
ワンポイント
湿気がこもったままにしないこと。できるだけ水滴を拭き取りましょう。
浴室暖房乾燥機がついているお宅は、入浴後に1時間程度の乾燥運転をするだけで効果バツグンです。
浴室暖房乾燥機のないお宅は、換気扇を一晩中まわしておくこと。
